同棲をするときに重要になってくるのが物件選びですよね。
今住んでいる家に来てもらうのも良いかもしれませんが、狭くなって喧嘩のもとになります。
同棲の物件を選ぶときにこんな悩みはありませんか?
・広い部屋が欲しいけど家賃が高くて住めない
・二人で住むときの間取りがよくわからない
・そもそも部屋の探し方がよく分かっていない
このような悩みを解決してくれるような人が周りにいるわけではないので、ネットに頼るしかないですよね。
でもご安心ください。
この記事を読めばその悩み全部解決します!
同棲用の物件を探している方はもちろん、一人暮らし用の家にも役立つので必見です!
ちなみに、筆者は宅建士の資格を持っています。
また、同棲するかどうかを迷っている方はこちらの記事をご覧ください。
同棲物件の間取りは?
あなたは、同棲する際にどのくらいの広さが必要か検討がつきますか?
相手のことが好きで盲目になっていたらワンルームでも生活できると答えるかもしれません。
しかし、どんなカップルでも二人の人間が住む以上はある程度のプライベートゾーンがないと長続きしません。
最低でも1DKの広さはあるといいでしょう。
1Kでも良い気もしますが、DK(ダイニングキッチン)があることで、喧嘩した時に部屋を分けて寝ることができるからです。
そのため、同棲おすすめ間取りは以下の順番(家賃低い順)です。
- 1DK
- 1LDK
- 2DK
- 2K
ちなみに、2Kの間取りはあまりおすすめしません。
なぜなら、片方の部屋をリビングがわりにするのであれば問題ないですが、別々の部屋にして共有の場所がないと一緒に住んでいる意味がなくなるからです。
そのため、二人の共有スペースがあって、お互いのプライベート空間が保たれる間取りを検討しましょう。
もちろん部屋は広ければ広いほど気持ち的には良いですが、掃除の手間が増えたり、その分大きな家具を買わないといけないというデメリットもあるため、予算に応じた部屋を借りましょう。
住む場所の選び方
では、実際に住む場所はどのように選んだら良いのでしょうか?
同棲をする際に住む場所は以下のように考えてみてください。
- 二人の職場は近いか?
- 買い物はしやすいか?
- 女性一人でも安心か?
- 駅から徒歩10分以内か?
- ご飯屋さんは近くにあるか?
これらの条件ができるだけ多く揃っているといいでしょう。
一つずつ解説していきます。
二人の職場は近いか?
家から二人の職場が遠すぎるとそれだけでストレスが溜まってしまいます。
どちらかが通いやすい方に合わせるか、お互いの職場の中間地点に位置するのが良いでしょう。
また、あまりにも中間を意識しすぎるよりは、乗り換えのしやすさで選ぶ方が良いです。
買い物はしやすいか?
近くにスーパーがある方が自炊をしやすいので、買い物がしやすい場所にしましょう。
都市圏であればできる限り歩いてスーパーに行けるところが良いです。
また、地方であれば駐車場が停めやすいスーパーが10分以内のところにあるかどうかが決めてになります。
女性一人でも安心か?
同棲するときは二人と言えども、女性が住むことになります。
その場合に、住んでいる場所の治安とセキュリティを意識してください。
安全・安心に住むことが出来ないと一人で歩くのも心配になります。
駅から徒歩10分以内か?
これは、都市圏に住んでいる人になりますが、近い方が便利です。
また、主要駅が最寄駅でない場合はなるべく家から近い場所の方が会社や遊びに行くのに、家から自転車を使わなくて良いので費用を抑えることが出来ます。
絶対条件ではないですが、なるべく近い方が良いでしょう。
ご飯屋さんは近くにあるか?
住む場所を考える際に、家から歩いて行ける距離にご飯屋さんがいくつかあることがおすすめです。
なぜなら、自炊をしようと考えていても疲れてしまうときがあり、そのときにすぐに食べに行けるからです。
同棲の際はできる限りストレスの要因を減らしてあげることがコツとなります。
物件の選び方
次に、物件の選び方についてご紹介していきます。
基本的にはSUUMO(スーモ)で検索していけば良いです。
同棲するのに詳細条件を入れるのであるならば以下のように設定するのがおすすめです。
・間取りタイプ ⇨ 1DK、1LDK、2K、2DK、2LDK
・駅からの徒歩分数 ⇨ 10分以内
・築年数 ⇨ 10年以内
・バス・トイレ別
・コンロ2口以上
・洗面所独立
これらを条件に入れて、あとは間取りや雰囲気で決めるのが良いでしょう。
また、バス・トイレ別や洗面所独立は男性側はあまり気にならないかもしれませんが、女性側は気にすることが多いのである方が良いです。
ただし、それぞれ追加条件として入れるだけで、家賃は5,000円ずつほど上がります。
さらに、できるならば、セキュリティと防音の観点から「マンションタイプ」の「R(鉄骨造)or RC(鉄筋コンクリート造) or SRC(鉄筋鉄骨コンクリート造)」のを選択すると安心です。
また、部屋の間取りを見て変形している場所がある場合や、ロフトがある場合はよさそうに見えても住みづらいのでやめておきましょう。
また、同棲するには「二人入居可」もしくは、「二人入居相談」と書かれている物件にしてください。
SUUMOで良さそうな物件があれば不動産屋さんに予約して内見しに行ってください。
不動産屋さんでの注意点
では、実際に不動産屋さんに行った際に気をつけるべきこととはなんでしょうか?
それは大きく分けて5つあります。
- おとり物件を契約しない
- 初期費用の相見積もりをもらう
- 「絶対」や「今だけ」のように限定的な言葉を使う人を避ける
- 宅建士の資格を持っているか確認する
- お店の雰囲気が暗い
これらを順番に解説していきます。
おとり物件を契約しない
SUUMOで掲載されている物件の中にはおとり物件と呼ばれるものがあります。
同じ地域で同じ条件なのに賃料が他と比べてかなり安くなっている物件を見たことはないでしょうか?
不動産屋さんに行くと、その物件は人気でちょうど無くなってしまったとか言われます。
でも、実際には紹介していない物件で自分のお店に足を運んでもらうための物件のことがあります。
このような物件を紹介している不動産屋さんで契約するのはやめておきましょう。
初期費用の相見積もりをしてもらう
物件を決める際に賃料が一番の決め手になることが多いと思いますが、初期費用の額は不動産屋さんによって違うことがあります。
SUUMOで検索した際には、〇〇不動産しか取り扱っていないように書かれていますが、実際は、「レインズ」と呼ばれる不動産屋さんなら誰でも見ることができるサイトに登録してあることがほとんどなのでどこでも見積もりを出すことが出来ます。
そのため、一つの不動産屋で見積もりを取ってもらうのではなく、他の不動産屋にも行って見積もりをもらうようにしてください。
もちろん、大家がひいきにしている不動産屋さんや管理会社と一体になっているところもあるので、SUUMOに掲載されている不動産屋さんが必ずしも悪いわけではないです。
「絶対」や「今だけ」のように限定的な言葉を使う人を避ける
これは、営業マンの信頼性を測るものです。
不動産屋の営業職は歩合制になっていることも多く、自分の営業成績をあげるために嘘をつく方もいます。
特に、不動産屋さんとお客さんでは情報格差が大きく、相手のことがそれらしければ信用しがちです。
そのため、見分け方としては、「絶対」や「今だけ」といった限定的な言葉を使う人は要注意です。
不動産の世界に絶対というのはあり得ません。
また、今だけしかないこともありますが、それ以外にも多くの選択肢はあるので落ち着いて考えることが重要です。
宅建士の資格を持っているか確認する
不動産の資格の一つに、宅地建物取引士(宅建士)という資格があります。
宅建士は国家資格で合格率は15%ほどと言われています。
勉強すれば誰でも取れますが、宅建士を持っていないと出来ない契約があるので信頼の証となります。
宅建士を持っていなくても信用できる人はいますが、よく分からなければ持っている人を選ぶといいでしょう。
お店の雰囲気が暗い
お店の雰囲気は信頼できるお店かどうかを判断するポイントの一つです。
お店に入って待っているのに誰も対応してくれないところや、接客の態度が暗かったり悪いところはお勧めしません。
また、お客さんがいるのに奥の部屋で怒鳴り声が聞こえたら見積もりの途中でもいいので帰りましょう。
初期費用を安くする方法
それでは、実際に見積もりを出してもらった時の項目の見方と安くするための方法をご紹介していきます。
相見積もりで出してもらっても同じくらいの初期費用だとしても安くできる項目は結構あるので参考にしてください。
見積もりの各用語説明
では、見積もりで出された時の各種用語を説明していきます。
- 賃料 ⇨ 賃貸にかかる毎月の費用
- 管理費 ⇨ アパートやマンションを維持するための費用、賃料とまとめて毎月請求される
- 礼金 ⇨ 大家さんに謝礼として払う返ってこないお金、海外ではないことが多い
- 敷金 ⇨ 部屋を借りるために預けておくお金、退去時に清掃費などを差し引いて返ってくる
- 保証金 ⇨ 主に関西でかかり、敷金の代わりにかかる費用。また、敷引き特約というものによって返却される金額が異なる
- 火災保険料 ⇨ 賃貸物件や家具などを補償してくれる保険のこと
- 鍵交換代 ⇨ 部屋の鍵を以前使用していたものと交換する際にかかる費用
- 24時間サポート ⇨ 水回りの世話や緊急時に駆けつけてくれるサービスにかかる費用
- 保証会社利用料 ⇨ 家賃が払えなかった時に肩代わりしてくれる保証会社に払う費用
- 仲介手数料 ⇨ 契約を仲介してくれる不動産会社に対して払う費用
- クリーニング代 ⇨ 部屋の清掃にかかる費用
- 抗菌・消毒代 ⇨ 部屋の抗菌・消毒にかかる費用
- 書類作成費 ⇨ 書類作成にかかる費用
- 前家賃 ⇨ 当月分と翌月分の家賃
主にこれくらいの内容が見積もりに書かれています。
そのほかにも独自で作られている項目があるため、不動産会社や物件によって異なります。
初期費用を安くするには?
では、初期費用をできる限り安くするにはどのようにしたら良いでしょうか?
交渉するのが苦手だという人は、「この項目は必要ですか?」と聞いてあげるだけで良いです。
初期費用で安くできる項目は以下の通りです。
- 抗菌・消毒代 ⇨ 銀イオンや消毒に含まれる成分がアレルギーなのでなしにして欲しいですといってください。抗菌・消毒はやっているかどうか実態がわからないので必要ないものです。
- 書類作成費 ⇨ これは宅建法で徴収するのが禁止されているので、必ず断ってください。
- クリーニング代 ⇨ 敷金を取られて、クリーニング代を取られていたら要注意です。入居前と後に2回も払う必要はないので、「敷金とクリーニング代は両方必要ですか?」と聞いてください。
- 仲介手数料 ⇨ 仲介手数料は、合意がなければ1ヶ月分徴収することが出来ません。そのため、基本的には半額以下で契約することが出来ます。ただし、物件の条件として求めてくることがあるので、その場合は物件を変えるか、仕方なく受け入れることにしてください。
- 鍵交換代 ⇨ 鍵交換をしなくても良い人は一度聞いてみてください。場合によっては鍵交換代をなしにすることが出来ます。
- 火災保険料 ⇨ 火災保険に加入するのは必須ですが、用意されたものでない方が安く済みます。不動産会社の提示は2万円くらいでも、個人で入れば6,000円くらいになります。
- 敷金・礼金 ⇨ この二つも交渉次第ではなしにしてくれます。また、払う代わりに無料で済むことができる「フリーレント」という方向に持っていくのもおすすめです。
- 賃料 ⇨ 2,000円くらいであれば安くしてくれることもあります。
上記で挙げていた項目のほとんどが安く出来ます。
通常、賃貸に住む際は家賃の4,5ヶ月分の初期費用がかかると言われていますが、条件が揃えば2ヶ月分程度で済むことがあります。
また、火災保険を個人で入るのであれば、チューリッヒ少額短期保険がおすすめです。
火災保険の条件などは不動産会社に聞いた上でネットで申し込みましょう。
賃貸の審査について
契約することが決まったら、次はいよいよ審査です。
同棲する際にはどちらかの名義で契約することになります。
また、一人暮らしよりも賃料が高くなりがちで、別れるリスクもあるため審査に通りづらいです。
そこで、審査に通りやすくする方法をご紹介します。
- 年収が多い方の名義で借りる
- どちらかが公務員であれば年収が近い場合は公務員の方の名義で借りる
- 婚約をしていてもうすぐ結婚すると言う(嘘でも良い)
- 年収を多少高くしてもらう(物件によっては年収証明が必要なため、先に必要かどうか聞いてもらう)
これらが審査に通りやすくなる方法です。
ある程度うまく立ち回らないと審査が通らないこともあるので気をつけてください。
まとめ
今回は、同棲する際に住む物件の探し方と初期費用の抑え方をご紹介してきました。
同棲するからには良い家で幸せに暮らしたいですよね。
長続きするための秘訣としては、広い家でプライベート空間を守り、支出を抑えるということです。
特に、初期費用に関しては30万円ほど抑えることができるので参考にしてください。
あなた方が幸せな同棲生活を送れることを願っています!
同棲前に相手が浮気していないか確かめるのも必要かもしれないですね。